
─ 参加された方の感想
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☆私が一番おもしろかったのは「イスラム教は、人間性弱説にたち、とくに男性は精神的に弱い存在とされ、そのために、自制心を失わせるお酒の禁止、欲情を刺激されやすい女性の姿を見ることを禁止、女性と同じ部屋で飲食し生活することも禁止になった」ということです。
女性蔑視の宗教、女性差別の宗教のような印象があっただけに、じつは男性蔑視で、男性を抑制するために女性が隔離・保護されている女性尊重の宗教と知って、驚き、おもしろくなりました。
イスラムについては、今までの、なんとなくわかったような気分でいたモロモロの思
いこみをすべて捨て、180度反対の視点で理解しなおさなきゃいけないのだと、まじめに思いました。(23回)
☆その昔 イスラム教の下、政治をも必要としない豊かな民主的な国家であった中東が、なぜ紛争の絶えない地域に変わっていったのか。また選挙の実施や指導者の交代によっても、既存の認識を変えることが容易ではない状況を、政教一致やイスラム原理主義、狭い地域に三つの宗教の聖地が存在するということ、石油をめぐる諸外国の思惑等…を絡めながら、時にはユーモアを交え、平易に優しく講義してくださり、あらためて実情を知ることができました。
今まで疑問だったり、よくわからなかったことが少しみえてきたことで考えも変わり、新聞も深く読むようになりました。知ると知らぬ
では興味の質も大きさも違うのだということ、いまさらながら認識しました。(24回)
☆いろいろ話題になっている「イスラム社会」のことを、基礎から教えていただく機会はないので今回の講演会を楽しみにしていました。今まで自分が勝手に思い込んでいた部分がたくさんあって、大変勉強になりました。
内容については、もう少し今の状況をふまえた中での「イスラム社会」についてつっこんだお話が聞きたかったと、思いました。(26回)
☆久しぶりに勉強してしまった感じです。この場で話題にならなかったら、行かないところでしたが、行ってよかったと思いました。用意されたレジュメにそって、大変わかりやすいお話で、イスラムの世界が少しわかったような気がしました。中東の歴史と宗教、メソポタミア文明から最近のムハンマドの風刺画まで紀元前から現代までを2時間弱の間に、一気に駆け抜けました。でも、先生の穏やかなお話で、理解も深まったようでしたが、イスラムの考え方には理解しがたいものがありました。でも、どうしてあのような行動や事件がおこるのか、背景を考え、相手を理解することも必要だとをあらためて感じました。(27回)
☆イスラム講演会に無理して行ってよかった!!!と思いました。堀川先生のお話から「異文化を理解することの大切さ」を学ぶことが出来ました。「福祉社会」「イスラムが政教分離されてない弊害」「神が絶対である考え方」「テロのエネルギーは二重の不公平感から」など、納得することがありました。『今日から、新聞読もう』という気になったことが、1番の収穫でしょうか。
☆イスラムについては詳しいことは何も知らず、偏見に満ちていた私ですがちょっとわかった気がします。こういうものだという概略はわかったのですが、なかなか彼らを理解することは難しそうです。それより何より2時間の教授の講義で学生に戻ったような気分を存分を味わい知的好奇心を満たす喜び(?)を感じることができ、とても嬉しかったです。
あまりこういう行事に参加してこなかった私ですが、行ってみるもんだなあと実感しています。
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