先日、静岡地震防災センターに旅行に行ったバスの中で行った防災クイズが大変に好評でしたので旅行に行けなかった皆様にもお知らせしたくてHPに掲載します。

第1問 地震が起きた時、一番先にすることは何ですか?
  @ テレビをつける   A 自分の身を守る  B携帯電話をさがす
第2問 これらはすべて必要ですが、大地震のとき最も必要なものはどれですか?
  @水 Aかんぱん B懐中電灯 C携帯ラジオ Dのこぎり E医療品F10円玉 Gスリッパ H笛 I多機能ナイフ
第3問 家にいて大地震が起きた時、最初にとる行動は?
  @ ドアや窓を開ける  A ガスの元栓を締める  B 机の下に隠れる
第4問 町の中で突然地震が起きた時、正しい行動はどれですか?
  @ 塀や建物に身体を寄せて、揺れが収まるまで待つ
A 建物の中にいる時は、とにかく外に出る
B 街路樹の陰やベンチの下、丈夫そうな建物の中にはいる
第5問 あなたが外にいる時に大地震が起きました。一番正しい避難場所は?
  @ コンビニ A ガソリンスタンド B 交番
第6問

あなたがスーパーマーケットにいる時、大地震が来た場合の正しい行動は?

  @ 買い物かごをかぶってうずくまる A 商品棚のそばにうずくまる B 非常口から逃げる
第7問 エレベーターに乗っている時、大地震が起きました。正しい行動は?
  @ 1階のボタンを押す A そのままじっとしている B すべてのボタンを押す
第8問 家にいる時に大地震が発生し、自分より体重の重い人が倒れて動けなくなっています。さて、どうやって運び出しますか?
  @ 毛布で体全体をくるんで運ぶ
A ひもをわきの下に巻いて運ぶ
B ジャンパーを着せて襟を引っ張って運ぶ
第9問 地震発生後、倒れた家具などに足を挟まれて長時間身動きできずに苦しんでいる人がいます。あなたがとるべき行動は?
  @ 家具を持ち上げ、助け出す 
A そのままにして救助隊の到着を待つ  
B 挟まれている足をマッサージする
第10問 地震発生直後の避難方法で、最も適切なものは?
  @ 近所の人と声を掛け合って避難する    
A 一人で身軽に避難する
B 避難生活に備え、持てるだけもって避難する

さあ、みなさん、できましたか?それでは回答です。

第1問  A まず、わが身の安全を!あわてて外に飛び出すな!
第2問  H 最悪のケース、自分が身動き取れないときに所在を知らせるために重要。
   阪神大震災では、3万5千人が自分で脱出できない状況であった。
第3問  B 震度6以上の地震だと、全く何も出来ません。下手に動いてけがをしないように
   机の下などに身を隠して、揺れのおさまるのを待つ
第4問  B 町の中で地震にあったとき、危険なのは自販機、広告塔、
   ブロック塀などの倒壊やガラス片・看板の落下が一番危険です
第5問  A ガソリンスタンドは意外にも火にも地震にも強い。阪神大震災でも、
   実際に猛烈な火災がガソリンスタンドで止まったという例もある
第6問  @ 買い物かごは意外にも強度がある。とにかく、頭を守ること
第7問  B 全てのボタンを押して、最初に止まった階で降りる
第8問  @ わきの下やひも・ジャンパーも相当強い力が要る
第9問  A 長時間、足や腕などが重い物の下敷きになっていると、体内に毒素が発生する。
   急に取り除くと毒素が血液をめぐり心臓停止などを引き起こすことがある。
   これがクラッシュシンドローム症状である。
第10問  @ 単独行動は危険を伴う。両手が荷物でふさがり避難の妨げとなる

さあ、皆さん、いくつ正解しましたか?
このたびの旅行のバスの中でのクイズではおひとりが全問正解でした。拍手!!!!
先日の台風では、浜松市内の多くの家が停電しました。
テレビで『台風がたいへんです』って言っているのに、そんなこと言ってたって、うちは大丈夫と思ってのんきに夕食を食べていました。
突然、真っ暗になりました。
さあ、懐中電灯はあったけど電池が抜いてありました。
仏壇のろうそくってありがたいです。それを手探りで何とか火をつけた時、ろうそくってなんて明るいのだろうと感じました。おまけに、あの燭台は重みがあってひっくり返りにくいです。
なにか、仏壇のろうそくでもロマンチックなディナーのようでした。
情けないことに、せっかくのラジオも電池が空っぽでは何の役にも立ちません。
あれだけしつこく伝えてくれていたテレビのニュース、停電後は何一つ情報が入らない現実を知りました。
あの日、東北の被災地から遠い浜松では細かな情報や悲惨な映像を何度も何度もテレビで流されて食い入るように見ていました。しかし、本当に情報を知りたい被災地ではきっと何もわからず真っ暗で寒い一夜を過ごされたことがどんなに怖かったことかをほんのちょっとだけ感じることが出来ました。
昨日までは、普通の暮らしでした。しかし、明日はわかりません。せっかく地震防災センターに勉強に行ったのになんと情けないことか、勉強に行った人も行かなかった人も本気で本気で最低の準備だけはしたほうが安心ですね。

 

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