野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています。」

※以前の作品はこちらから
 

 
   

冬温し蘭の一鉢喜寿祝ひ

シンビジウム

故郷にいる主人の母はもうじき白寿。
先日お見舞いに行ってきました。
日当たりのよい温かい部屋に立派なシンビジウムの鉢が置いてありました。
義兄の喜寿祝いに頂いたものということです。
お二人ともお元気なのが嬉しく、安心して帰ってきました。

11/2/6

   

記念樹を凛と守りて水仙花

水仙

よく行く公園に、内親王愛子さまの誕生を祝って植えられたという記念樹があります。
その根元に一群れの水仙が、夕日の中、まるで記念樹を守っているような感じで咲いていました。

11/2/9

   

春隣セントポーリア置く医院

セントポーリア

月一回通っている医院の窓口に置いてありました。聞くと、先生が挿し芽で殖やしたものとのこと。
この花は、寒いこの季節でも快適な環境が得られるこのような所なら、一年中咲いているようです。 

11/2/9

   

ポピー開く何ら春愁なきごとく

ポピー

今年も知り合いから蕾のポピーを三本頂きました。花瓶に挿すと、まず翌朝白い一輪がパッと開き、次の日に残りの二輪がその大きな赤い花びらを開きました。
思い切りよく開くポピーに愁いなど感じません。部屋の中から写すとこんな様子でした。 

11/2/9


   

紅梅や抜けるがごとき青空に

紅梅

雨や霙の天気が続いた後の、久し振りに晴れた青空のもと、探梅に出掛けました。
新しく買ったカメラの試し撮りを兼ねて紅梅を接写してみました。
空の青と紅梅の赤のコントラストが上手く出るようにと思って撮ったのですが、、、。  

11/2/13


   

白梅の芯に僅かな赤味あり

白梅(しらうめ)

今日は探鳥スポットを散歩しました。
沼がある雑木林の中を行くと、野鳥を写そうと、カメラを背負った何人かの方に出会いました。
沼の面は水鏡のようで、新年の空を映し、周りの景色を逆さに映し込んでおりました。

11/2/13