野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています。」

※以前の作品はこちらから
 
 
   

目に染みる刈られた畦の蛍草

蛍草(ほたるぐさ)

蛍草(ツユクサの別名)の写真を撮ろうと、朝、近くの田んぼの畦道へ行きました。
ところが残念ながら今朝早く草刈りをしたようです。でも、こんな状態で残っていました。
ツユクサの青色はいいですね。 

11/8/26

   

一片の雲も無き空花芙蓉

花芙蓉(はなふよう)

この日は朝から良い天気で、青空を見上げて気持良く歩いてきました。
芙蓉の花と明るい青空が、気分を浮き立たせてくれました。

11/8/30

   

たますだれ涼しき朝となりにけり

たますだれ

今の季節、良く見かける白い花です。
お隣の庭にあったので、花の名を教えていただきました。
この花の白から、何となく涼しい気配を感じました。

11/8/31

   

忙しなくせせる黄揚羽ブットレア

ブットレア

夏も終ろうとする季節。
揚羽蝶も忙しく飛び回っています。
この花(ブットレア)がお気に入りのようで、何匹かの蝶が蜜を吸いに来ていました。

11/9/1


   

秋めくや庭一面の猩猩草

猩猩草(しょうじょうそう)

この草は、この季節になると上の数枚の葉がきれいな朱赤色になります。
猩猩とは、中国の想像上の猿(赤面赤毛という)とのことですから、多分この葉の色からこのように名付けられたのでしょう。


11/9/3


   

増水の川岸にあり蓼の花

蓼の花(たでのはな)

いつもの散歩コースで見つけた蓼の花を撮ろうと川岸へ行ってみました。
ところが、台風12号の大雨の影響で、かなり増水していました。時々風も強く吹き、蓼の花が大きく揺れていました。

9/3

   

海紅豆マンションの庭燃え立たせ

海紅豆(かいこうず)

近くのマンションで今を盛りと咲いていました。
豆の花に似た大きな深赤色の花は見事です。
この海紅豆、実は夏の季語です。

11/9/5