野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています。」

※以前の作品はこちらから
 
 
   

杜鵑草語りて母へ供へけり

杜鵑草(ほととぎす)

母の好きだった濃紫(こむらさき)の地味な花が咲きました。
遺影の前に座るとつい独り言が出てしまいます。
この花は濃紫の斑点が、ホトトギスの胸毛の斑点に似ていることから名付けられたということです。

11/10/23

   

晩秋の景に溶け込む白き鳥

白鷺

近くの散歩コースの川縁です。
この時期白鷺の姿を見ることが多くなりました。写真の鳥はその大きさからダイサギだと思われます。
冬に向かって一生懸命餌を漁っている様子。
川岸の黄色いブタクサも風に揺れ、晩秋の雰囲気です。

11/10/26

   

境内にお披露目を待つ菊花展

菊花展

たまたま、お寺の境内で明日から菊花展が始まるという時期に巡り合わせました。
人影も少なく、これから見事になる菊を撮らせていただきました。

11/10/31

   

冬浅し畑のらっきょう花を付け

らっきょうの花

小さな農園を借りて色々な野菜を作っています。温かな日が続いておりましたが、ふと見るとらっきょうが花を付けていました。
線香花火のような形やきれいな花の色を見て、写してみました。

11/11/3


   

風と日に磨かれ真っ赤唐辛子

唐辛子

畑に残っていた唐辛子の赤さはまた格別でいかにも辛そうです。
夏から秋にかけての風と陽射しに毎日磨かれこのように赤くなったのでしょう。


11/11/6


   

冬初めなお華やかに路地の花

インパチェンス

今年の秋は冷え込む日が少なく年寄りにとって有り難かったのですが、夏の花にもそれはいえるのかと思います。
八重咲きのインパチェンスはいまだに華やかに咲き誇っておりました。

11/11/7

   

小春日や幼(おさな)のおすべり切りもなし

小春日

麗かな気持ちの良い小春日の公園です。
幼子はおすべりを、お母さん達はおしゃべりを楽しんでいました。
もうすぐお昼なのですが、子供達はまだまだ遊んでいたいようです。
最近の遊具は奇抜なものが多く、これはトンネル型のおすべりです。

11/11/8