野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています。」

※以前の作品はこちらから
 
※ 今月も写真をクリックしたら少し大きく表示します。
   
さくらんぼ光の粒を手にこぼし
さくらんぼ光の粒を手にこぼし

さくらんぼ(桜桃)

今年はさくらんぼが豊作なのでしょうか。以前は滅多に口に入らなかったのですが、今年は何度か口にすることができました。
さくらんぼ狩りのバス旅行の折に出来た句です。 

 

12/6/30


   
半夏生恥づかしさうな顔をして
半夏生恥づかしさうな顔をして

半夏生(はんげしょう)

夏至から11日目にあたる7月2日の「半夏生」の頃に咲くことから、ハンゲショウ(半夏生)といわれる草です。
上部の緑の葉が白くなって、おしろいを塗ったような状態になるので、「半化粧」ともいうようです。
その様子が、なんだかちょっと恥ずかしそうな顔をしているようにも見えます。

12/7/2

   
頂上へお花畑に一休み
頂上へお花畑に一休み

イワハゼ(岩黄櫨)

バス旅行で草津白根山の頂上近くまで行ってきました。
噴火口を見るために登り始めたのですが、あまりの急坂のため途中で一休みしました。
そこにこんない可愛い花が咲いていました。

12/7/5

   
登山道斜めの一路白き花
登山道斜めの一路白き花

ツマトリソウ(端取草、妻取草)

草津白根山の噴火口を見にゆく道を途中であきらめ、下山しながら花の写真を撮ることに専念しました。
帰宅後インターネットで調べたら、花びらの端が薄赤く縁どられていることが決め手となり、この花の名前が分かりました。

12/7/5

   
峡の里頬っぺのやうな杏もぐ
峡の里頬っぺのやうな杏もぐ

杏(あんず)

バス旅行で山間のあんずの里に立ち寄りあんず狩りをしてきました。
小さな子供の頬のような感触と色の杏を沢山もいできました。

12/7/6

   
七夕や魔法使ひになりたい児
七夕や魔法使ひになりたい児

七夕 

幼稚園の七夕飾りがきれいです。
その中の短冊の一つにこんな事が書いてありました。

12/7/6