野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています。」

※以前の作品はこちらから
 
 
   
その葉先雫(しずく)を宿す青田かな
その葉先雫(しずく)を宿す青田かな

葉先の水玉

朝早く散歩の途中で、緑の青々とした青田に出会いました。
よく見ると葉先に小さな小さな露を宿していました。

13/7/22

 


   
藻の花や白きを綴る水の面
藻の花や白きを綴る水の面

藻の花

メダカの水槽に咲いた藻の花です。
今年の猛暑の所為でしょうか。
藻が一面に繁り同じ日に4個も咲きました。
一日で萎んでしまうのが何やら憐れな花でもあります。

13/8/1

   
朝顔の清楚に並ぶ茂みかな
朝顔の清楚に並ぶ茂みかな

小さな朝顔

朝散歩の途中で、茂みの中に見つけた、直径5センチほどの小さな野生の朝顔の花です。
翌日通ったら、雑草として全て刈り取られておりました。
撮っておいてよかったと思いました。

13/8/2

   
雨過ぎて色鮮やかや夏薊
雨過ぎて色鮮やかや夏薊

薊(あざみ)

この花は繁殖力旺盛なのでしょうか?
スーパーの脇とか散歩道でも見かけました。
夕立の後で、ひと際鮮やかでした。

13/8/4

 

   
天と地に睨みをきかす案山子翁
天と地に睨みをきかす案山子翁

案山子(かかし)

市街地に残る貴重な水田に案山子が現れました。
今年の夏は大雨の地域と猛暑の地域など、本当に気候不順です。
そんな天を睨み、地上の稲の生育を見守っているような案山子です。

13/8/4

   
蝉の羽化見届けているこの一夜
蝉の羽化見届けているこの一夜

蝉の羽化

夕方、外に置いた笊と一緒に羽化前の蝉が我が家にお目見えしました。
すぐ羽化が始まりました。
羽化したばかりの蝉は緑色の羽をもっているのですね。 

13/8/5

   
鬼百合の反り身に八ヶ岳望み
鬼百合の反り身に八ヶ岳望み

鬼百合

八ヶ岳を望む場所に咲いていた野生の鬼百合です。

13/8/8