野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています。」

※以前の作品はこちらから
 
 
   
ピンク色卓に広げて冬サボテン
ピンク色卓に広げて冬サボテン

クリスマス・カクタス

シャコバサボテンの花です。
別名をクリスマス・カクタスというように、冬になって花が咲き始めるサボテンです。
丹精の甲斐あって、鉢植えのこの花が年末の卓上を明るくしてくれました。 

2013/12/27

 


   
無患子の実は青空に留まりて
無患子の実は青空に留まりて

無患子(むくろじ)

七福神めぐりで出会った無患子です。
その実の果皮は石鹸に用いたこともあり、球状の黒い種子は羽根つきの球にするということです。
追羽根になると空には留まれませんよね。

2014/1/2

   
冬の畑菜の花とはまた早きこと
冬の畑菜の花とはまた早きこと

菜の花

ウォーキングしていたら畑の一隅に菜の花が目に留まりました。    
季重なりの句となってしまいましたが、何と詠んでいいのかわかりませんので、そのままの気持ちを句にしました。  

2014/1/4

   
励ましも込めて成人式の花
励ましも込めて成人式の花

成人式の花

成人式に花を贈ろうと花屋へ行きました。
この寒さをよそに、店頭は目を見張るばかり!四季の花、外国からの花等が溢れていました。
結局、無難なピンク系の花束を贈ることにしました。

2014/1/11

 

   
その蕾つぎつぎ上げてシクラメン
その蕾つぎつぎ上げてシクラメン

シクラメン

シクラメンは葉の数だけ花が咲くという話を聞きました。確かに次々と蕾が上がってきて咲き続けています。

2014/1/13

  
老いぬれば歩くほかなし藪柑子
老いぬれば歩くほかなし藪柑子

藪柑子(やぶこうじ)

お正月用の万両や千両に対して、藪柑子は十両とも言われます。
老人の地味でゆったりと歩くような生活が藪柑子に合っていると感じました。

2014/1/13