※胡麻を収穫してから胡麻豆腐を作る迄の作業の中でも、特に胡麻をするのは大変でした。大すり鉢を囲んで弟子達は一生懸命すったのでしょう。師匠に認めてもらいたくて・・・。師匠に認めてもらうのは、ごまをするように大変だ。
「ごますり」の語源だそうです。
※胡麻は日本ではあまり良い意味に使われていませんので、国外に目を向けてみました。
「開けごま!」で知られている「アリババと40人の盗賊」の話が作られた時代、中近東地域では、ごまは油を搾るための重要な作物として貴重な財源=宝物でした。ごまは成熟後乾燥させると、種子の詰まったさやが割れ、中の種がはじき出ます。「イフタフ ヤー・シムシム」の呪文は「ぎっしり詰った大切な宝よ、早く出てこい!」という願いが込められているのでしょう。
「Open Sesame!」「開けごま!」と大きな声を出して胡麻を食べると心開かれ、元気になって開運まちがいなしです。 |