黒豆 |
第11回「伝統のおせち」に掲載しましたので、御覧下さい。
黒豆は北海道産の新豆を豆専門店増井商店(肴町)にて求めています。
古くからのいわれは「豆豆しく=元気で」という意味で、畑の蛋白質。屠蘇の祝い肴の三種の内の一品です。 |
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田作り |
こちらも「伝統のおせち」に掲載してあります。
五万米(ごまめ)とも呼ばれ、五穀豊穣の願いを込めて必ず作られる祝肴の一品です。カタクチイワシなのでカルシウムが含まれています。
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たたき牛蒡 |
数の子の代わりにもなります。牛蒡は室町時代から栽培され強い薬効があることから古より重用されています。繊維質も多くビフィズス菌の食べ物となります。「たたく」のはお年寄りにも食べよいこと、味がしみやすいからです。祝肴三種の一品です。 |
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注:材料6人~12人分表示はいずれも4人家族で三が日分です。 |
材料(6人~12人分)
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牛蒡 |
・・・ |
1本 |
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酢 |
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白胡麻 |
・・・ |
大4 |
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砂糖 |
・・・ |
大1 |
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酢 |
・・・ |
大1と1/2 |
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醤油 |
・・・ |
小1 |
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① 牛蒡は皮をこそげ取って鍋に入る長さに切り、太い所は割り箸程度に切って、酢水に漬けてアクを抜き、水から入れて柔らかくゆでる。
② ザルに上げ、水気をきって形をこわさない程度にすりこ木で叩く。5~6cm長さに切る。
③ 白胡麻を程よくいり、すり鉢に入れて少し粗めにすり、調味料を入れて、すり混ぜる。②の牛蒡の熱い内に加えからめる。(形がくずれないように注意)
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*年始客に屠蘇と祝肴三種で御挨拶します。数の子、たたき牛蒡は全国的に使われますが、どちらかというと、関東:黒豆・田作り・数の子、関西:黒豆・田作り・叩き牛蒡。 |
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金団栗絞り |
金団(きんとん)は金の塊りで、財宝が豊かになるように。 炭水化物・資質・ビタミン・繊維。 |
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材料(6人~12人分)
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さつま芋 |
・・・ |
500g |
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白味噌 |
・・・ |
大1 |
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砂糖 |
・・・ |
1/2C |
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抹茶 |
・・・ |
小2 |
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栗甘露煮 |
・・・ |
12個 |
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くちなしの実 |
・・・ |
1~2個 |
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焼きみょうばん |
・・・ |
適量 |
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① 芋は1,5cm厚さの輪切りにして皮をむき、みょうばん水に浸す。
② 水洗いしてヒタヒタよりやや少なめの水を入れ、くちなしの実をガーゼに包んで入れて柔らかくゆでる。
③ くちなしの実は取り出し、砂糖と味噌を入れ程よく練り上げる。
④ 1/3量に抹茶の湯溶きを入れて混ぜ、黄と緑の芋団子12個ずつに丸める。
⑤ ぬれ布巾に黄の芋団子を置き、平たくし、その上に緑の団子を重ねて平たくし、栗を真中に置いて茶巾絞りにする。 |
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カニ寄せ卵 |
おせちの卵料理は沢山あります。錦卵、だて巻き卵、吹き寄せ卵などいずれも「黄金色」で福を吹き寄せるように。動物性蛋白質。 |
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材料(6人~12人分)
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卵 |
・・・ |
7個 |
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塩 |
・・・ |
小1 |
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砂糖 |
・・・ |
大3 |
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カニ身 |
・・・ |
100g |
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グリーンピース |
・・・ |
大3 |
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① 卵に砂糖、塩を入れてよく混ぜ、テフロン鍋で柔らかいいり卵を作り、カニ身をほぐして入れ、グリーンピースも入れて混ぜ、蒸し枠に入れて押さえ8分蒸す。
② 冷めてから切る。 |
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曙羹(あけぼのかん) |
みかんが出回る時季なので絞って寒天で固めます。寒天を使った料理はお祝いによく使われます。日持ちさせるには砂糖を多めに使い冷蔵庫に入れておき、その都度、重箱に入れて下さい。白い梅型は牛乳寒で作ってあります。 |
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材料(6人~12人分)
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みかん汁 |
・・・ |
1C |
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粉寒天 |
・・・ |
1袋 |
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砂糖 |
・・・ |
1C弱 |
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① みかんの皮をむき、半分の輪切りにし、布巾に包んで絞り1カップ用意する。
② 鍋に水1カップと粉寒天を入れて3分位弱火で煮溶かし、砂糖を入れ溶けたら火を止めて①を加え流し缶に流し、冷やし固める。 |
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車海老の養老煮 |
海老は火を通すと曲がるので、腰が曲がる迄長生きするようにと縁起をかつぎます。 |
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材料(4人×3日)
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車海老 |
・・・ |
12匹 |
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酒 |
・・・ |
1/3C |
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みりん |
・・・ |
1/3C |
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砂糖 |
・・・ |
大1 |
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薄口醤油 |
・・・ |
小1 |
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塩 |
・・・ |
小1/3 |
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① 車海老は水で洗い背わたを取る。
② 鍋にカッコ内の調味料を合わせて煮立て、車海老を入れる。
③ 蓋をして3分間火を通し、全体が赤く発色してきたら箸で形を整える。
④ バットに広げて冷まし、ひげの先と尾を切り整える。 |
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鰆の西京漬け焼き |
鰆は淡白な味なので塩焼きはお勧めではありません。幽庵漬けにするか、今回のように西京味噌に漬けてから焼くのが良いでしょう。 |
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材料(4人×3日)
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さわら |
・・・ |
12切 |
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西京味噌 |
・・・ |
600g |
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酒 |
・・・ |
大3 |
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砂糖 |
・・・ |
大3 |
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みりん |
・・・ |
大3 |
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薄口醤油 |
・・・ |
大1 |
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① 味噌に調味料を入れてよく混ぜておく。
② 魚に軽く塩をふり30分常温におき、小骨を抜いて水気をふく。
③ 魚の切り身が並ぶ程度のバットに半量の味噌を入れて平らにし、洗って絞ったガーゼをのせて②の魚を並べ、もう1枚のガーゼをのせて残った味噌を平らにのせラップで覆い、1~2日冷蔵庫に入れておく。
④ 魚を取り出して焼く。魚の漬け具合によっては、みりんと醤油少々合わせたものをハケでぬってもよい。
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豚肉の香り焼き |
家族、特に孫達の好きなおせちの一品です。とても簡単ですから作ってみてください。 |
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材料(4人×3日)
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豚ロース肉 |
・・・ |
500g |
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醤油 |
・・・ |
大4 |
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酒 |
・・・ |
大3 |
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みりん |
・・・ |
大3 |
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砂糖 |
・・・ |
大1 |
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ケチャップ |
・・・ |
大2 |
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玉葱すりおろし |
・・・ |
大1 |
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リンゴすりおろし |
・・・ |
1/4個 |
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梅干し(大) |
・・・ |
2個 |
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塩 |
・・・ |
小1/3 |
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① 調味料を合わせておく。
② 肉は厚さ2cmのものを7~8cmの長さの棒状に切り、①に一晩漬ける。
③ 200度の天火で8分焼く。
④ 天板に残った焼き汁は、煮つめて③をまぶす。
⑤ 冷えてから重箱に盛る。 |
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